鬼滅の刃(アニメ)

*ネタバレになるかもしれないので、気になる方は視聴後にお尋ねください*

 

概要

主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、外出中に自分の家族を鬼に襲われてしまい、妹の禰豆子(ねずこ)だけがかろうじて助かった。しかし、傷口から鬼の血が入ることで鬼と化してしまい、本来であれば人を襲う化け物になるはずであったが、禰豆子は他の鬼と違い、人を傷つけない鬼になった。炭治郎は禰豆子を普通の人間に戻すために鬼を倒すことを決意し、鱗滝(うろこだき)のもとで鬼を倒す舞台ー鬼殺隊ーに入隊するための最終選別に向けて修業をする。最終選別では、鱗滝のもとで培った型や呼吸法で鬼を退治していき、無事鬼殺隊への入隊が確定し、日輪刀を手に入れる。その後、鬼を退治する道中でともに旅をする善逸(ぜんいつ)や伊之助(いのすけ)、鬼を生み出す元凶である鬼舞辻(きぶつじ)と遭遇する。アニメでは、十二鬼月の一人である累との対決後、柱の一人胡蝶(こちょう)しのぶのもとで修業後、無限列車に乗るところまでが描かれている。

 

感想

 大人気で話題となっていたため、視聴。正直な感想、それなりに面白いというのが本音。炭治郎が次々に鬼を倒していく際に繰り出す技の型は、製作会社がufotableということもあり、綺麗に描かれており、戦いの様子もわかりやすい。

 物語の途中までは新しい型を披露してサクサクと鬼を退治していくため、それほど苦戦することもない。そのあたりが単調に感じられるため、序盤で興味がなくなっていく人もいるのかなというふうに感じた。逆にそれが老若男女問わずに受け入れられる理由にもなっているのかもしれない。また、ギャグ要素が中盤辺りの善逸が加わる辺りから増え始め、求めていないギャグの多さに少し嫌気がしてしまった。加えて、善逸の過度のビビりと可愛らしい女の子が出てきたときの異常な熱量で、物語がなかなか前に進まない時にはいら立ちも感じてしまった。

 物語の終盤では、十二鬼月や柱の登場での強さのインフレに圧倒され、炭治郎たちがそのレベルまで強くなるには、まだまだ時間が足りないであろうことがわかるため、物語としてはまだ序章だろうな~というところでアニメは終了。今後の映画での無限列車は若干気になるが、映画館に足を運ぶところまではいかなかった。